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自分の命は自分のもの。
そうなんだろうなと思う。
「自分のものだ」と言える場合は・・・。
自分のものだと言えない状況下にある場合
それでも心臓が動いている場合
それは自分のものではない。
まわりにいる者のものになる。
その「自分」を記憶の中に刻んでいる周りの者の物に。
周りの者が、記憶の中の人物を
失いたくない、
もし、そう思ったなら その命は
その周りの者のために生かされることとなる。
自分が望むと望まざるにかかわらず。
その逆もまた同じ。
周りの者が、失う事をいとわない場合
その命は捨て去られる。
当人が望むと望まざるにかかわらず。